職場改善の報奨金は社員の給料にあたりますか

ノートパソコンのキーボードを操作する白シャツの指先。コーヒーラテの入った白のマグカップ。セルロイドフレームの眼鏡。観葉植物のグリーン。

「職場改善のアイデアを社内で募ることになりました。優秀なアイデアには報奨金を出そうと思うのですが、これも社員の給料にあたりますか?」

 

会社が社員に支払うお金について、すべてが賃金に該当するかというとそうではありません

「〇〇手当という名称だから賃金」「〇〇補助という名称だから賃金にあたらない」というわけでもありません。

 

どんな名称であるかを問わず、会社が社員に支払うもののうち、社員が使用従属関係の下で行う労働に対して、その対価として支払うものを「賃金」といいます。

 

・・・とはいえ、日常の具体的なシーンにおいては判断に迷うことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、職場改善アイデアの報奨金はどうなるのかはじめ、「賃金の定義」について詳しく確認していきたいと思います。

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賃金カットしなければ違法になるのはどんなとき?

パッチワーク帳のデスクマットのうえに広げられたノートパソコン、電卓、メモ帳、ボールペン。

「本当は給料から差し引くべきところですが、かわいそうなのでそのまま出しました。別に法律的にダメじゃないですよね?」

 

法律的に照らし合わせると賃金カットとなるところを、社長の温情で実行せずに、通常通りに満額支給した・・・こういったエピソードを聞くことがあります。

 

「温情なんて公平さに欠ける」との声があるかもしれませんが、ここで扱いたいテーマから逸れるので、ひとまず置いておきます。

 

お伝えしたいのは、賃金カットしなかったことで、実は、法律に反することになる場合(不当労働行為)もあり、注意しなければならないということです。

 

そこで今回は、賃金カットしないことが違法(不当労働行為)となるのはどんなときなのかについて、詳しく確認していきたいと思います。

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給与の支払いを完全出来高払いにすると違法ですか

パソコンのキーボード、ペントレイ、手帳、ダブルクリップ。黄色のバラの花。

「社員の給与形態を完全出来高払い制にすると、法律的にアウトですか?」

 

給与の支払い形態を、社員が行った仕事の量に応じて支払う出来高払いにすると法律的にダメなのか、とご相談をいただくことがあります。

 

出来高払い制や請負制では、会社が仕事の単位量への対価を不当に低く決めたり、原料・資材不足や仕事の繁閑があると、受け取る給与が激減して社員の生活が脅かされるおそれがある・・・ということで、労基法では出来高払い制などについて一定の規制を設けています

 

ですが、出来高払い制や請負制による給与の決め方自体を禁止しているわけではありません

 

そこで今回は、出来高払い制や請負制をとる場合の注意点について詳しく確認していきたいと思います。

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社員の給料が差押え!会社の貸したお金は返ってくる?

ページが開かれた洋書のうえに置かれた眼鏡。カフェオレの入ったマグカップ。クッキーが並んだお皿。

社員がマイホームを建てるときなど、福利厚生の一環で社内貸付制度として、会社が社員にお金を貸している場合もあるでしょう。

 

ところが、社員の給料や退職金について貸金業者から差押えを受けてしまった。・・・こんなときはどうなるのでしょうか?

 

社員に給料を支払っている会社としては、給料からの天引きによる返済方法をとっていることも多いでしょうから、もしも差押え債権者の方が優先すると、会社が貸したお金は返ってこない・・・なんていう事態にもなりかねません。

 

そこで今回は、社員の給料が差押えを受けたとき、会社が社員に貸したお金はどうなるのか、また、返済を受けるために会社が注意しておくべき点について詳しく確認していきたいと思います。

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社員の給料カット、降格処分なら労基法の制限に違反しない?

レンガの壁紙の前に置かれたノートパソコン。白の花びんに活けられたピンクのチューリップ。

「減給をもって社員を懲戒処分するとき、降格処分なら労基法が制限している“減給の制裁”については考えなくていいですか?」

 

減給については労基法91条で厳しく制約されていて、1回の懲戒事由では平均賃金の半日分以内、総額にしても一賃金計算期間で1割以内しか減給することはできません。

(減給の額があまりに多額となって、社員の日々の暮らしを脅かすことになってはいけないので、減給の上限が決められています。)

 

そのため冒頭のようなご相談をいただくこともあるのですが、結論から申し上げますと、降格処分しても、まったく今までと同じ仕事をさせながら給料のみをマイナスするのはダメです。

 

そこで今回は、降格処分と労基法が規定する「減給制裁の制限」との関係について詳しく確認していきたいと思います。

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退職日までの給与をすぐほしいとの言い分は聞くべきですか

ブラックコーヒーの入ったマグカップの取っ手をもつ指先。観葉植物のグリーンのつる。ベリーの実。

「年末に退職する社員が退職日までの分の給与を、年明けすぐに支払ってほしいと言ってきました。年末年始は何かと物入りなので、給料日まで待てないとのことです。うちの会社は末締めの翌月20日払いなのですが、この要望を聞かないとダメでしょうか?」

 

年末年始はお休みがあるので、給与計算や経理業務の事務処理スケジュールはどうしても通常よりはタイトになりますよね。そのさなかに退職社員からのお願い事が発生。担当者が「え~~っ?!」とちょっとしたパニックに陥っても不思議ではないでしょう。

 

ですが、退職時の賃金にまつわる問題はちょっと注意が必要です。なぜなら労基法では、退職者の給与の支払いを迅速に行うことを会社に義務づけているからです。

 

そこで今回は、退職時の賃金について退職者から「はやく支払って」との要望があった場合に、どのように対応するべきなのかについて確認していきたいと思います。

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貯金したい社員、会社は3つの口座に分けて給与を振り込むべき?

オフィスのデスク。ノートパソコン。ペントレイ。壁際に立てかけられた書籍。手帳。ダブルクリップ。コーヒーの入ったマグカップ。黄色のバラが活けられた一輪挿し。

「給与を3つの口座に分けて振り込んでほしい、と社員からお願いされました。マイホーム購入のためうまくお金を貯めたいそうですが、法律的に社員の希望通りにしないといけませんか?」

 

給与の振込先の取扱いは、地味なようで、実は会社の担当者が対応に悩まされる問題のひとつだと思います。担当者としては、事務処理の効率化を第一に考えたいものです。ミス防止のためややこしい事務手続きは極力避けたい・・・のがホンネでしょう。

 

上記のようなご相談をいただくこともあるのですが、たとえ事務処理が煩雑になろうとも、社員さんの要望を会社として聞き入れないとダメなのでしょうか

 

そこで今回は、貯金したい社員さんの希望通りに、会社は3つの口座に分けて給与を振り込むべきなのか、について確認していきたいと思います。

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定年退職者に賞与の支給日在籍要件は適用されますか

ラッピングペーパーに包まれたバラの花束。退職のはなむけ。

「当社では、賞与の支給日に在籍している社員にのみ賞与を支給しています。この要件は定年退職者にも適用されるものでしょうか?」

 

賞与の支給にあたって、このようなご相談をいただくことがあります。

 

自己都合で辞める社員については、支給日に在籍していないということで賞与が支給されないのは仕方のないことだと思うけれど、定年退職者は自分の意思で退職するわけではないのに、同じように扱っていいのものだろうか・・・と疑問に思われたようです。

 

そこで今回は、そもそも賞与の支給日在籍要件とはどのようなことなのか、そして定年退職者にも適用されるかについて、詳しく確認していきたいと思います。

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企業秘密をバラした社員に損害賠償させるのはダメですか

白の電卓とボールペン、リングノート。観葉植物のグリーン。

「企業秘密を社員が漏洩した場合に損害を賠償させることがある、ということを就業規則に明記するのはダメですか」

 

リスクマネジメントの観点から、会社の秘密情報と個人情報を適正に管理する体制づくりはどんな会社でも大切です(たとえ小さな規模の会社であってもです)。

 

そのため、社員に自覚を促すべく損害賠償について就業規則に明確化しておきたいけれども、労基法16条の「賠償予定の禁止」に違反しないか?というのが、冒頭のご相談内容のキモとなります。

 

企業防衛のために秘密事項を幅広く保護することは、これからの時代においてますます重要になってきますから、今回は秘密事項を漏洩した場合に損害賠償を求めることは有効なのか、労基法16条との関係について確認していきたいと思います。

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入社前の研修は給料支払いの対象になりますか

便箋と封筒。万年筆。秋の花々。

内定式を10月1日以降に行う企業は多いと思いますが、今年はコロナの影響がある中、会場に集まる形式にするか、オンライン開催にするのか、中止にするのか悩まれたのではないでしょうか。

 

内定式を経た入社予定者に対して、実際の入社日までに入社前研修を実施しようとする企業もあるかもしれません

 

そこでよくご相談をいただくのが、入社前の研修に参加する者に対して給料を支払わないといけないのか?という問題です。

 

もし給料の支払い対象となるのならその額をどう設定すればいいのか、時間外割増賃金も必要となるのか、などなどお悩みは深くなるようです。

 

そこで今回は、入社前の研修と給料支払いの関係について確認していきたいと思います。

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リハビリ出勤は通常の勤務扱いになりますか

ノートパソコン、カフェオレの入ったマグカップ。水色の手帳とボールペン。ひまわりが活けられたガラスの花びん。

「療養中の社員が復職前にリハビリ出勤を希望しています。リハビリ出勤で出社した場合、通常の給料を支払うものなのでしょうか。リハビリ出勤中にもしケガでもしたら、労災は適用されるのでしょうか?」

 

正常な勤務ができるまでには健康状態が回復していない社員を対象に、短時間の出勤や軽作業などからはじめ、リハビリ的な働き方で復職の支援を行う(試し出勤制度)企業もあるでしょう。

 

このリハビリ出勤の制度について、厚労省は「処遇や災害が発生した場合の対応、人事労務管理上の位置づけ等あらかじめ労使間で十分検討すること」として、法的な位置づけは明らかにしていません。

 

そのため、社員の病状の回復につながるなら・・・という思いがある反面、会社として職場の受入れ態勢をどうすればよいのか不安だと、冒頭のようなご相談をいただくことがあります。

そこで今回は、給料面をはじめリハビリ出勤の取扱いをどのようにするといいのか、確認していきたいと思います。

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入社する前提で奨学金を学生へ支給してはダメですか

電卓と万年筆。四つ葉のクローバーが飾られたミニチュアハウスのオーナメント。

「卒業後、当社へ入社することを前提に、奨学金を在学中の学生に支給するのは法律的にどうでしょうか?当社としては優秀な学生を確保できますし、学生としても経済的な不安を感じることなく学業に専念してもらえると思うのですが」

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、学業を続けることが困難となっている学生を支援しようと、このようなことをお考えの経営者や人事担当者もいらっしゃるようです。

 

企業の採用力強化につながれば、との思いがあったとしても、ここで気をつけなければならないのは、労基法で「前借金相殺の禁止」が定められているということです。

 

お金の貸し借りがあると身分拘束につながるおそれがあるので、お金の貸し借りの関係と労働契約の関係は完全に分けなければならない、というのがその趣旨です。「よかれ」と思ったことが法律違反につながってしまうことのないよう、今回は入社前提の契約金はなぜダメなのかについて、確認していきたいと思います。

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産前産後休暇中の賞与をどう計算するといいですか?

窓辺のテーブル。ページが開かれたハードカバーの本。紅茶の入ったカップ&ソーサ。クッキーのお皿。花びんに活けられた大輪の白のダリア。

「賞与の算定期間の一部と産前産後休暇の期間がかぶっている社員がいるのですが、賞与を計算するにあたって、どう考えるといいですか?」

 

賞与のシーズンが近づいてくると、それにまつわるご相談をいただきます。

会社には、女性社員の結婚、妊娠、出産、育児と仕事の両立について、企業に課せられた責任を理解したうえで、労働環境を整えることが求められているので、最近は冒頭のようなご相談も増えました。

 

時代とともに変化する働き方に対応するとは、常に新しい課題と向き合うことの連続だといえます。

 

産前産後休暇は「有給にしないとダメ」とは会社に対して義務付けられていないので、「じゃあ、賞与はどうなるの?」との疑問が出てきます。そこで今回は、産前産後休暇の取扱いとともに、その期間中の賞与の計算をどうするといいのか、詳しく確認していきたいと思います。

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休日が増えると給料の単価がアップするって本当ですか?

パソコンのキーボード、メモ帳とボールペン、スマホとイヤフォン、電卓、セルロイドフレームの眼鏡。

「3月は決算期で忙しいので、その分8月に休みを集中させて大型の夏休みにしたいと思っています。ただ、仮に今よりも休日を増やすと、給料の単価がアップすると聞いたことがあります。

コスト面をしっかり把握しておきたいのですが、本当ですか?」

 

会社休日(労基法を上回って会社で定めている休日)や、国民の休日である祝祭日の振替についてのご相談から、このような話題になることがあります。

 

確かに、休日が増えるということは、それだけ労働時間が減るということなので、賃金単価へダイレクトにかかわってきます

 

これは、休日と休暇の法的な違いによって発生するものです。

 

そこで今回は、休日と休暇の違いを踏まえ、なぜ休日が増えると賃金単価アップにつながるのか?について確認していきたいと思います。

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管理職が深夜に働いても残業代は支払わなくていいの?

木製デスクのうえに置かれた2冊の分厚い書籍。白の花。セルロイドフレームの眼鏡。

当社ではよほどのことがない限り、深夜残業をNGにしている。

36協定のこともあるし、やはり健康上よくないからだ。最近、ある部署で緊急案件が発生したときも、その旨を伝えたが、そこの部長から「管理職が深夜残業して対応すれば、36協定も残業代も何も関係ないからいいだろう!」と押し切られてしまった。本当に「何も関係ない」ということにしてよかったのだろうか・・・

 

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企業の人事担当の方から、このようなお話をうかがうことがあります。部下を帰宅させて管理職が深夜まで残って対応しよう、ということだったのでしょう。上司の仕事への責任感を感じますが、人事担当者としての葛藤もよくわかります。

 

ここで問題となるのは、管理職の深夜残業に対して割増賃金を支払わなくてよいのか?ということです。

確かに管理職について、労基法における時間外・休日労働、そしてそれに対する割増賃金にまつわる規定は適用されません

とはいえ、深夜業の割増賃金については少し注意が必要です。それでは、さっそく詳しく確認していくことにしましょう。

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物損事故を起こした社員に損害賠償や違約金を求めてもいいですか

ノートパソコンの前に置かれた紅茶の入ったマグカップ。ノートと手帳、ペン。デイジーとバラ。

いきなりですが、あなたは次の問題に答えることができますか?(〇か×で答えてみてください。レッツチャレンジ!)

 

Q1「社員が業務命令に逆らって物損事故を起こした場合、会社は生じた損害の賠償を社員に請求してもいい

Q2「あらかじめ “事故1回1万円”と決めておいて社員に請求してもいい」

Q3「会社が負担した海外留学費用を、帰国後5年以内に自己都合で退職した場合は留学費用を全額返還するよう決めて、社員に請求してもいい」

 

いかがでしたでしょうか?このQ1からQ3の内容は、実はコンサルティングのなかでよくいただくご質問内容だったりします。

 

これらの共通事項をまとめると、「労働契約の不履行等に対して損害賠償額を定めたり、罰金や違約金を徴収してもよいのか?」ということです。

では、さっそく詳しく確認していきましょう。(Q1からQ3の解答は記事の最後に!)

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この手当は残業代の計算に含めないとダメですか?

パソコンのキーボード。リーディンググラス。水玉のクリアファイルと青のリング式ノート、メモ帳と青のボールペン。観葉植物のグリーン。

「残業代を計算するときに、〇〇手当や××手当も含めないといけないですか?」

 

割増賃金、いわゆる残業代の計算で問題となるのは、(割増賃金計算の)基礎に算入される賃金と除外される賃金です。残業代の単価が変わってくるからです。そのため、賃金にまつわるコンサルティングをしていると、先のようなご質問をよく伺います。

 

労基法では、割増賃金の基礎から除外される賃金の種類が限定されています(限定列挙)。つまり、それ以外の賃金は必ず計算に含めなければなりません。なお、除外される賃金は7種類ありますが、その中でも特に「住宅手当」の取扱いに注意が必要でしょう(誤解されているケースが多くあります)。

 

そこで今回は、割増賃金の基礎賃金について、どういった賃金が算入されて、どういった賃金が除外されるのか、具体的に詳しくみていきたいと思います。

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育休明けの退職、支給した賞与を返還させてもいいですか

テーブルに広げられたバインダーとボールペン。ピンクのバラの花束。白のカップ&ソーサ。

仕事のできるAさん、上司からの信頼は厚く、同僚や後輩からも慕われている。育休を取得後も職場に復帰する意思があり、復職後の活躍をみんなで心待ちにしていた。

それなのに、育休明けすぐに退職してしまった・・・

後輩のお手本のような存在だったAさんだけに、「復職するといって育休を取っても、(育児と仕事の両立が)いざ無理となったら辞めてもいっか、Aさんもそうだったし」といった、いい加減なムードになってしまうのは避けたい

 

Aさんには復帰後の期待も込めて、育休期間中にも一定の賞与を支給したが、今後は育休明けすぐに退職した場合には、これを返還させるのはどうだろうか。就業規則にも規定することで、示しをつけよう・・・

 

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職場への復帰後の活躍を期待していただけに、育休明けの退職にショックを受ける会社側の心情も理解できないことはありません。ただ、育休期間中に支給した賞与を会社に返還させることに問題はないのでしょうか。さっそく、詳しく確認していきましょう。

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育休中の社員の人事評価を会社はどう考える?

オフィスのデスク。ノートパソコンに置かれたリーディンググラスとスマホ。鉢植えの観葉植物。コーヒーの入ったマグカップ。

「上期の人事評価が5段階評価で最高ランクのS評価の社員がいます。ただ、下期については評価期間中ちょうど育休を取得していたので、勤務実績がありません。そこで年度の評価として、最低ランクのD評価をつけてしまうと、法律的にはダメなのでしょうか?」

 

会計年度の上期・下期と連動して、人事評価を行っている企業は多いのではないでしょうか。業績(社員の努力)とインセンティブの関係がわかりやすいからです。

 

そのため、半期の評価期間と育児休暇期間がかぶっている場合、出勤していない社員に対する評価をどうするべきなのか、悩まれるケースも多いようです。評価いかんによっては、育児・介護休業法が禁止する「不利益な取扱い」に抵触するのではないか?というのが、いちばんの懸念事項でしょう。

 

そこで今回は、育児休業中の社員の人事評価を会社はどう考えるべきなのかについて、詳しくみていきたいと思います。

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間違いやすい年俸制における残業代の計算

デスクに広げられたメモ帳。紫とピンクのボールペン。水色のビーズでデコレーションされた電卓。赤のフリージア。

社員の年収は、月給と賞与によって構成されています。年収に占める賞与の比率は高いので、企業にとっては賞与が年収管理のポイントといえます。

 

そこで「まず年収を決めてから、月給や賞与に振り分けるといいのでは?」という発想から、年俸制という概念があります。

 

ですが、年俸制にしたからといっても、労基法の定める管理監督者などに該当しない限り、会社は残業代(割増賃金)を支払わなければなりません。また、大前提として社員がどれだけ働いたのか、労働時間を把握しておく義務があります

 

ここで問題となるのは、年俸制における残業代の算定基礎となる賃金についてです。年俸制の賞与部分は、この算定基礎となる賃金に含まれるのでしょうか?

ともすれば間違いやすいポイントといえます。さっそく詳しく確認していきましょう。

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社員の退職後に不正発覚、懲戒処分と退職金はどうなる?

箱から散らばったカラフルなクレヨン。画用紙。

懲戒処分とは、「企業秩序の違反に対して会社によって課せられる制裁罰のこと」として考えられています。企業秩序を乱したことに対するペナルティーですから、あくまでも会社に在籍していることが前提です。

 

では、社員が退職した後にその社員による不正が発覚した場合、懲戒処分はできるのでしょうか。「すでに辞めてしまった社員のことを言っても仕方がない」と思われる経営者や管理職の方もいらっしゃるでしょう。ご心中、察するに余りあります。

 

ただ、退職した社員について「懲戒処分にするべきなのか?」という悩みが深くなるのは、退職金の不支給もしくは返還についての問題があるときです。

 

そこで今回は、社員の退職後に違反行為がわかったとき、会社として懲戒処分と退職金の問題にどう対処するといいのか、について詳しくみていきましょう。

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ミスした社員からの減給の申出に会社はどう対応するか

水色のマグカップがひっくりかえって仕事の書類がコーヒーまみれ。めがねと電卓。

失敗や挫折の経験は、次に進むためのステップです。逆に「失敗がない」というのは、新しいことにチャレンジしていないからだともいえます。ところが・・・

 

「営業部のエース社員が取引先との大事なイベントでミスをしてしまいました。取引先に迷惑をかけることになり、本人も責任を感じています。そのため『今月の給料から(迷惑料として)引いてほしい』との申し出があったのですが、どう対応するべきでしょうか」

 

仕事上の失敗に思い悩んだ社員からの減給の申出に、「反省も十分しているようだが、『けじめ』として本人の意向を汲むべきなのか・・・?」と、戸惑う経営者や管理職の方からご相談をいただくことがあります。

 

そこで今回は、ミスした社員からの減給の申出に会社はどう対応するべきなのか、減給に関する労基法の規制を確認しながら、詳しくみていきましょう。

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毎年の賞与支給はお決まりのもの?

テーブルに置かれたパソコンのキーボード、マウス、スマホ、アイスコーヒーのグラス。観葉植物のグリーン。ヒトデのオーナメント。

今日、6月10日が賞与の支給日にあたる企業は多いのではないでしょうか。この賞与、ほとんどの働く社員にとっては「支給されて当たり前のもの」という感覚かもしれません。

 

たとえば毎年6月と12月に賞与が支給されてきたとします。

それでは、毎年賞与を支給していると、「毎年必ず6月と12月に賞与を支給しないといけない」と、慣行化されてしまうのでしょうか?

 

それなら、業績が振るわない年に賞与を減額したり、もしくは不支給とすることは、法律的にダメなのでしょうか?

不確実性の高い現在、いつもいつも右肩上がりで業績が伸びていくとはかぎりません。賞与の支給がお決まりのもの、ということなら、経営者的には支給すること自体がリスクとなってしまいますよね。

 

そこで今回は、毎年の賞与支給はお決まりのものとして慣行化するのかどうか、について確認していきましょう。

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社員の給料にあたるもの、あたらないもの

木目調のデスク。ノートパソコン、手帳、メモ、ボールペン、スマホ、電卓。デスクに散らばったゼムクリップ。鉢植えのサボテン。観葉植物のグリーン。

3月に入りましたが、朝夕はまだまだ冷え込みが厳しく、三寒四温の言葉どおりの今日この頃ですね。

この春からの実施に向けて、就業規則をはじめとする規程の見直しにあたられている企業も多いかもしれません。

 

最近は、海外出張も増えてきていることから、それについての規程も別途作成する場合もみられます。旅費の水準は、それぞれの企業での出張の実情に応じて考えるべきですが、「社員の給料に関わることなので慎重になります」といったお声を伺うことがあります。

 

実は、出張旅費など実費弁償的なものは労基法で定める賃金にあたりません。ですが、給料と実費弁償的なものを混同してしまっているケースは意外と多いのではないでしょうか(これには理由があるのですが)。

 

そこで今回は、出張の旅費・日当は社員の給料にあたるのかをはじめ、そもそもどのようなものが社員の給料にあたるのか、またはあたらないのかについて、詳しく確認していきましょう。

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管理職の役職手当と割増賃金の関係を就業規則に定めていますか?

木目調のデスクに広げられたノートパソコン。そのうえに置かれたべっ甲フレームの眼鏡。バインダーと定規、ボールペン。ピンクのスイトピー。

社内では労基法で定めるところの「管理監督者」として処遇してきたが、労働基準監督官の判断によると「労基法に定める管理監督者には該当しない」とのことだった。

(もしくは裁判で「該当しない」と判決された。)

この社員には、時間外や休日労働の対価的な意味も込めて、今まで役職手当を支払ってきた。管理監督者に該当しないということなら割増賃金の支払いが発生するが、今まで支払ってきた役職手当を割増賃金に充当できるのだろうか・・・

 

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まず、管理監督者に該当するかどうかの具体的な判断基準については、過去記事「どのくらいの役職につくと管理職扱いになりますか」をご覧ください。

 

では、前述の「管理監督者に該当しない」と判断された場合の役職手当を割増賃金に充当できるのかどうかという問題については、賃金関係のコンサルティングをしているとよくいただく質問です。役職手当を割増賃金に充当できないということになると、企業経営に少なくないインパクトを与えることになるからです。今回はこの問題について、就業規則の書き方のポイントとあわせてみていきましょう。

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社員の非行調査中に退職金を支払わないのはダメですか

ノートパソコンのキーボードの上に置かれた電卓と虫眼鏡。メモ帳とボールペン。観葉植物。

「これから退職する社員が実は、会社が損害や不利益を被るような悪事を働いているらしい、という噂がたったとします。会社として事実確認の調査をしているうちに、その社員の退職日がきた場合、退職金は支払わないといけませんか?

 

10月も最終週となり、気がつくと今年も残るところ2か月あまりとなりました。人事・総務部門では、レギュラーの仕事に加えて年末調整などやることが多くなる時期です。

 

そんな多忙な時期に、上記のようなことが発生すると大変です。担当者としては、年内に退職日が迫る社員の退職金計算にやきもきしなければなりません。(それで上記のようなご質問をいただきます)

 

退職金は退職社員にとって「先立つもの」なので、その支払いをめぐる問題が発生することも少なくありません。

そこで今回は、社員の非行調査中に退職金の支払いを見合わせることはできるのか、また無用な問題発生を回避するため就業規則に明記しておくべきことについてみていきたいと思います。

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社員の届出ミスvs会社の支払い義務、諸手当の支給はどうなる?

オフィスのオープンスペースのデスクでノートパソコンを覗き込むビジネスパーソン、紺色のジャケット姿。

「届出を忘れていたので、要件に合致する手当をずっともらっていなかった。さかのぼって手当をもらえませんか?」

 

多くの企業では、就業規則(賃金規程)で家族手当や住宅手当、通勤手当をはじめとする諸手当の支給条件が規定されていると思います。

支給条件に合致した場合には、社員が所定のフォーマットへ記入し、会社へ届出を行うことによって、会社は本人に手当を支払う・・・という流れが通常考えられます。

 

ところが、「こどもが生まれたのに、届出をしてこない社員が多くて。周りの社員のなんとなくの世間話や噂を聞いて、慌ててこちら(担当者)が本人に確認するんです・・・」

といった話もよくお聞きします。

社員さんから冒頭のような申出があり、対応に戸惑った経験のある人事担当者の方もいらっしゃるかもしれませんね。

担当者が気を回して本人に確認できたときはいいですが、毎度うまくいくとは限りません。もともと所定の届出を行わなかった社員本人に、落ち度があることは確かです。では、冒頭の例のように本人の届出ミスがあった場合、会社はさかのぼって手当を支給しなくていいのでしょうか?

今回はこのあたりについて詳しくみていきたいと思います。

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人事担当者が悩みがちな賃金実務のよくあるギモン

to-doリストにボールペンで書き込む指先。電卓とパソコンのキーボード。

人事担当者にとって、毎月必ず発生する賃金実務。給与計算もそのひとつですが、他部署の人からみると「誰にでもできるルーティンワーク」と思われがちなのかもしれません。

 

けれど、給与計算をはじめとする賃金実務は、実はそんなに単純な仕事ではありません。給与から控除される税金や保険料の知識も必要ですし、自社の賃金体系をしっかり把握しておかなければなりません

 

賃金実務は、決して単純作業などではなく、効率性と丁寧さが求められる、工夫のしがいがあるクリエイティブな仕事なのです。新年度からよりスムーズに業務を進めたい、ということでこのところ賃金実務にまつわる法律問題についてよく質問をいただきます。

よくいただくのが次のような内容です。

  • たとえば「19時03分」とタイムカードの打刻があれば、本当に1分単位で残業の計算をしないといけないですか?
  • 給与の振込先金融機関を会社が指定するのはダメですか?

残業計算が煩雑になる、振込先がたくさんあると手間がかかる、などどれも担当者の頭を悩ませる課題です。

また、会社のコスト面にも関わってきます。今回はこれらについて確認していきましょう。

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ハラスメントにならない人事評価のポイント

ハート形にまとめられた赤の毛糸。まとめられた毛糸のはじっこをくわえるミニチュアの鳥。

4月に入り、色とりどりの花々も咲き始めて、なんとなく気持ちまでウキウキしますね。オフィスではフレッシュな新入社員に刺激を受けつつも、部下をもつ人は身の引きしまる思いをされていることでしょう。

 

最近は、従来のような管理職でなくとも「チームリーダー」といった肩書で部下をもち、人材マネジメントを行う人が増えてきています

 

そのため、部下をもつにあたって必要な法律上の知識を身に付けさせたい、基本的な事項を押さえてもらいたい、と経営者の方から伺うこともあります。

部下をマネジメントする立場になると、部下の人事評価を行う機会も多くなりますが、知識が足りないためにいわゆるセクハラやパワハラ、マタハラとなってはいけないから、とのことでした。

 

そこで今回は、すっきり新しい年度のスタートをきるためにも、ハラスメントにならない人事評価のポイントとして、次の3点をしっかり確認していきましょう。

  1. 人事評価を正しく行うための条件
  2. 部下の年休をどう取り扱うか?
  3. 妊娠、出産した社員への対応
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賃金の見直しは諸手当のチェックから始まる

ノートパソコンのキーボードに打ち込む女性の指先。傍らに茶色の革の手帳とボールペン、スマホ、観葉植物のグリーン。

多くの企業では、月給が基本給と諸手当で構成されています。そのため人事制度(賃金と人事評価にまつわる制度)コンサルティングでは、まず手当についてチェックすることをお伝えしています

 

というのも、手当の目的や意義がよくわからないまま「昔から出しているのでなんとなく」支給しているケースが多く、それらを整理してから基本給の検討を進めるほうが、スムーズに制度を見直せるからです。

 

また、同一労働同一賃金の流れから「なぜその手当を(正社員に、あるいはパートに)支払うのか」と、正社員とパートの諸手当のあり方を吟味しなければならないときが来ています。

 

近年の傾向としては、生計補助的な意味合いのある家族手当や住宅手当などはなるべく廃止する方向にあります。

とはいっても、「会社が社員の生活に配慮している」といった手当の持つメッセージ性が損なわれる点も考えないといけませんよね。

そこで今回は、賃金制度を見直すときのファーストステップとして、下記の点を中心に確認していきたいと思います。

  • 手当を支給する目的や意義を再確認し、
  • それらをよく検討した結果として手当をやめるとしたら、
  • どんなことに気を付けなければいけないのか?
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新しい賃金制度へ移行するステップ

はてなマークがかかれた3つの積み木と白の電卓。

人事制度(人事評価と賃金制度)を刷新したいが、うまく移行できるか心配だ。給料が上がる人はうれしいかもしれないが、反対に下がる人に対してどう対応すればいいのか。社員は納得してくれるだろうか。

クリアしなければならない問題を考えると、うちの会社が制度を新しくするのは土台無理な話なのだろうか?

 

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このような人事制度にまつわるお悩みをよくお聞きします。

賃金は人材マネジメントの中核となるものであり、どのように扱うかで会社の成長に大きくかかわってきます

 

人が生活するうえでお金は必ず必要なものなので、社員のやる気に少なくない影響を与えるからです。社員に理解してもらうには、丁寧かつ迅速な対応がポイントとなります。

そこで今回は、新しく構築した賃金制度へ移行する3つの手順についてみていきたいと思います。

  1. 新しい資格等級へ移行する
  2. 新しい給料へ移行する
  3. 法律的な条件をクリアする
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課題がわかる賃金分析の3つのポイント

コーヒーが淹れられた白のカップ&ソーサ。白の電卓とボールペン。パソコンのキーボード。無造作に置かれたピンクのチューリップ。

自社に合った賃金制度をつくりたい、と経営者の方からよくお伺いします。とは言っても、今の制度にどんな問題や課題があるのか具体的にはわからない。だからどういった制度が自社には合って、合わないのか、何を基準に見極めるといいのか・・・などと思案されていることも多いようです。

 

そこでまずは自社の賃金実態がどうなっているかを把握することから始めてみましょう。月給、賞与、年収総額について、年齢や役職、人事評価などの観点から詳しくみてみると、どんなことがネックとなっているのか、検討しなければならない問題や課題に気付くことができます。

 

では、現状の賃金実態をつかむための分析ポイントを、詳しくみていきましょう。ポイントは大きく分けて次の3つです。

  1. 世間水準と比較してみる
  2. 人事評価や役職に見合っているか確認する
  3. モデル賃金を設定してみる

これらを確認するプロセスで、自社に合った賃金制度のカタチが見えてきます。では、さっそく確認していきましょう。

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賞与による年収管理をうまく運用するコツ

ピンクのノートパソコン。ラナンキュラスのブーケ。紅茶の入った花型のカップ&ソーサ。ピンクのイヤフォン。

今年も残すところ1か月あまりとなりました。12月といえば冬のボーナス、賞与の支給日を間近に控えた企業も多いのではないでしょうか。

 

年収は月給と賞与によって決まりますし、年収に占める賞与のボリュームは大きいもの。企業にしては、賞与には会社の業績をみながら総額人件費の管理を行うとともに、社員の年収も管理する機能があります

 

社員の年収管理で大きな役割を持つ賞与ですが、

 「年俸制にすると、賞与を調整弁にして年収管理するわけにはいかないですよね?」

 との質問をいただくことがあります。

 

そこで今回は、年俸制における場合も含めて、賞与と年収管理の関係について詳しくみていきたいと思います。

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資格等級と月給をどうリンクさせる?

木目調のテーブルに広げられたノートとボールペン。カラフルなマカロン。シナモンが添えられたミルクティーのカップ。ミニパンプキンが盛りつけられた小さなバスケット。

これからの人材マネジメントの流れは、職務や役割を基軸にしたものになる。貢献度のレベルが近い社員を集めてグループにしたのが資格等級、これにもとづいて社員の賃金を決定する。今いる社員を資格等級に割り当てるとはいえ、どう当てはめていいのかわからない・・・

 

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人事制度を整備するとき、資格等級にもとづいて社員それぞれの月給を決めるにはどうすればいいのか、そんなご相談をよくいただきます。

 

「社員の格付に、私情をはさんでしまうのではないか」「せっかく作った資格等級も結局活用できないままになってしまうのでは」といった不安の声もよくお聞きします。

 

そこで今回は、資格等級にもとづいて月給を決めるには、具体的にどのようにするといいのかをみていきたいと思います。

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月給を決めるとき考えたいポイントとは

オレンジ色のリングノート、方眼紙ノート、付箋、ボールペン、白の電卓。

「社員の給料を決めるとき、いの一番に考えないといけないのはどんなことですか?」

 

賃金に関するコンサルティングをしていると、このようなご質問をいただくことがあります。

 

まず会社として考えるべきは、「その人件費は適正なのかかどうか?」ということです。目標とする利益(もしくはせめて赤字にならない)をしっかりと出せて、企業の支払い能力に合っているどうかを検討する必要があります。

 

そうすると続いて次のようなお悩みをお聞きします。「適正な人件費から昇給額を設定していくと、若手の昇給を低く抑えないといけません。採用時の賃金をどのくらいにすべきか悩みます。」

 

社員の役割や貢献度に見合った賃金を決定することが、これからのトレンドであるしても、若手社員やベテラン社員の月給を考えるとき、場合によっては、年齢や勤続年数についての「オプション」を検討するのもいかもしれません。

そこで今回は、社員の月給を決めるとき考えたいポイントについて、詳しくみていきましょう。

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役割と貢献度に応じた資格等級をつくるには

ピンクのチューリップと電卓。パソコンのキーボード。

「働き手の価値観が変わってきているので、今の時代に合った働き方や賃金のあり方を見直したい」とのご相談が最近増えています。

 

いままで多くの日本企業では、終身雇用制や年功制が採用されており、会社が家族を含めて社員の面倒をみる、といった考え方が主流でしたが、今や、同一労働同一賃金の議論がすすみ、能力で評価する人事システムが提唱されるなど、人材マネジメントのトレンドは大きく変わろうとしています

 

「自社において大切な役割とは何か」「会社に貢献するとはどういったことなのか」について、今までよりも明確にすることが必要でしょう。

 

実務的には、仕事の難易度などが同じレベルの社員をグルーピングし、資格等級として設定して、その資格等級で求められる役割や行動を示すことになります。とはいえ、具体的にはどのように資格等級を作り進めていけばいいのか・・・といったお声もよく伺います。

そこで今回は、資格等級のつくり方について簡単にみていきたいと思います。

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理想的な配分を実現する賞与制度とは

ピンクのファイルの上に置かれた白紙のコピー用紙、スマホ、ボールペン、電卓。

自社に合った賃金制度を考える経営者から、「頑張ってくれた人に報いたいが、それぞれに生活もあることなので処遇や評価に悩む」とのお話をよく伺います。社員の月給を一度上げると、法律的に下げることが難しくなります。また会社への貢献度を図る評価項目が多く複雑になると、運用がややこしくなってしまう可能性も考えられます。

 

これらを考えると、社員の短期間の頑張りを報いるには、賞与で思い切って評価するほうが、スムーズなのかもしれません

そもそも賞与には大きく分けて

  1. 生活費の補てん
  2. 会社業績に応じた総額人件費のマネジメント
  3. 社員へのメッセージ

といった意味合いがあり、諸手当などと比べると社員の年収に占める比率も高くなります。そのためどのように配分すれば、社員はもっと頑張れるのか?と経営者の方は頭を悩まされることも多いのではないでしょうか。

今回は、理想的な配分を実現できる賞与制度のあり方についてみていきたいと思います。

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台風が来たとき勤怠と賃金の支払いをどう処理する?

芝生に置かれたレインシューズ。そのなかに飾られたアジサイ。葉っぱのかさをさすカエルのおもちゃ。

9月に入り、朝晩の暑さは少し和らぎましたね。青空の高さやイワシ雲をみるとさわやかな秋の気配を感じます。

 

とはいえ台風シーズンの真っただ中なので、その進路が気にかかるところです。予報によると今年のピークは9月だそうですね。

 

大型で強い台風が朝の出勤の時間帯に接近すると、社員の通勤に影響が出ます。休校や休園となった、こどもの面倒を見なければならない社員もいるかもしれません。

 

そのためこの季節になると、「交通機関の混乱に社員が巻き込まれないようにしたいが、その場合、勤怠や賃金の支払いはどう処理するとよいのか」とのご相談をお聞きします。

 

そこで今回は、

  1. 始業時刻の開始前に公共交通機関が停止していたとき
  2. 勤務時間中に公共交通機関に影響が出たとき

この2つのケースにおける、台風が来たときの勤怠と賃金の取り扱いについて具体的に確認していきたいと思います。

 

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賞与の支給要件に「出勤率」を設ける場合の注意点

赤の通勤カバン。赤のフレームの眼鏡。オレンジピンクのバラ一輪。

梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、夏の賞与支給の時期が近づいてきました。

 

公務員の賞与支給日は法律や条例で定められていますが、民間企業ではいつに支給しなければならないなど、ガイドラインがあるわけではありません。慣例に従って、同じ時期に支給する企業が大半ではないでしょうか。一般的には6月末から7月にかけての期間に夏のボーナスが支給されることが多いようですね。

 

賞与の支払いについての注意点は、過去記事(「賞与で社員にメッセージを届けるには」)にも書きましたが、「支払うのか支払わないのか」「いつ」「どんな計算方法で」といったことは、自社独自のルールで決められるものです。

 

けれどそれゆえに、「こんな支給要件でいいのか?」と悩まれることも多いようです。

そのなかでよくご相談を受ける、「出勤率」を支給要件として設ける場合の注意点について、今回はみていきたいと思います。

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会社が研修費用を取り戻せるとき、ダメなとき

パソコンの前に広げられたファイル、手帳、リングノート、メモ帳、ボールペン、電卓。

接遇マナーや電話応対、PCスキル・・・今のこの時期、新卒・中途を問わず、新入社員に研修を実施する企業は多いと思います。

 

そのためか、このブログでも研修に関する記事(参考記事「休日の研修は出勤日としてカウントするか」)のアクセス数が、ここ最近伸びています(笑)そこで今回は研修にまつわる、よくあるトピックを挙げたいと思います。それは研修にかけた費用についてです。

 

「うちの会社でもっと頑張ってくれると思ったのに」

「期待していたから研修に行かせたのに」

「こんなにすぐに辞めるなんて・・・」

 

社員にさらなるスキルアップを期待して研修を受講させた。それはノウハウや技術を学んで、そのスキルを社内の仕事に活かしてほしいから。それなのに、研修終了後すぐに会社を辞めるなんて思いもしなかった。せっかくかけた費用をどうしてくれるんだ、それなら受講費用を返してほしい!!

 ・・・実際、これらはコンサルティングのなかでよくご相談いただく内容です。みなさんの会社ではいかがでしょうか。

そこで今回は、会社が研修費用を取り戻せるときとダメなときについて検証していきましょう。

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賃金制度はシミュレーションよりも〇〇〇が大切

ピンクのノートパソコンのキーボードを叩く指先。傍らにピオニーとカスミソウのブーケ。

過去記事「社員が会社で働きたくなる5つのメリット」では、給料の高さによらない会社の価値や魅力についてお伝えしました。とはいえもちろん、ズバリ賃金制度そのものについて、ご相談をいただくこともあります。よくお聞きするのは次のような内容です。

 

「以前、他の社労士さんやコンサルタントに相談して、賃金改定のシミュレーションをたくさん出してもらったが、どれにすればいいのか決め手がわからなかった」

「昇給ピッチの計算方法やその条件について説明を受けたが、現実的な実感がなかった」

「ものすごく難しい数学的な式で理解できなかった」

 

会社のこだわりポイントや今後の方向性が明確でないまま、テクニカルに試算結果の検討を行っても、現実的な納得感は湧きません。なので、どの試算結果が自社にフィットしているかなんて選択しようがありません

賃金制度を整備するのに大切なのは、シミュレーションよりも会社のこだわりや方向性を考えることです。次から詳しくみていきましょう。

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通勤手当の見直しは不利益変更にあたるか

ピンクの財布といちご模様のハンカチ。ピンクのベルトの腕時計。リップスティック。朝の身支度。

これまでは社員が定期券を失くしてしまう懸念から、1か月ごとに通勤代を支給していた。今では、万が一なくした場合でも、再発行してもらえるIC定期券とやらがあるらしい。それなら安心だ。同業のA社さんでは、マイカー通勤の社員が多いが、ガソリン価格の変動から定期的に見直しているらしい。だからうちも1か月定期代相当を支払ってきたところを、いちばん安い6か月定期代相当にぜひ見直したい

 

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コスト削減のため通勤手当を見直したい、とのご相談をコンサルティングでお伺いすることがあります。通勤手当として定期券相当額を支給している場合は多いでしょう。そこで冒頭のような事情から、見直しを検討される会社もみられます。1か月定期の額と6か月定期の額では、後者の方が高い割引率だからです。

 

そこで、6か月定期券相当額への通勤手当の見直しは、社員にとって不利益変更とならないのかが問題となります。

今回は、通勤手当の見直しで気を付けるべき点についてみていきましょう。

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家族手当の見直しで気をつけるべきこととは

卵のパックに入ったにわとり、ひよこの編みぐるみ。家族。

社員の生活費の一部を補助するために、家族手当を支給している会社は多いと思います。

家族手当の内容も、「配偶者がいる社員に」「子どもがいる場合」など会社によって様々でしょうが、支給要件を見直したいとのご相談を最近よく伺います。

 

その背景には、家族構成の変化、共働き家庭が増えてきたこと、行政による児童手当の支給があること、国が(会社の支給する)配偶者手当の見直しを提言していること、などがあるかと思います。

 

今回は、家族手当の減額や廃止など見直しを行うときに、気をつけるべき点をみていきましょう。


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ライバル企業へ転職する社員の退職金をどう考える?

デスクの様子。ノートパソコン。観葉植物の鉢植え。ガラスの空きびんや花びんに活けられたヒメヒマワリ。

「当社のライバル企業へ転職していった者に、そうとは知らずに退職金を払って晴れやかに送り出していたかと思うとやり切れない。だから退職後の一定期間は競合他社で働いてほしくない。本音をいうと、裏切られた気持ちになるので退職金を払いたくない」

 

コンサルティングをしていると、経営者や幹部社員の方からこのような競合他社への転職を知らずに退職金を支払う事態を避けることはできないのかとのお声をよく伺います。

 

就業規則に「競業避止義務」を設けている場合もあるでしょう。

これは「社員には労働契約を結ぶにあたって、会社へ不当に損害を与えないよう誠実に働く義務があるので、競合他社での兼業を禁止する」ということです

そこで、下記のような点が問題になってきます。今回はこれら2点について詳しくみていきましょう。

  • 退職後の競業避止義務を社員にどこまで課すことができるのか?
  • 退職金の不支給は有効なのか?
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今の時代に賃金表は必要なのか

パソコンのキーボード。積み重ねられた手帳やクリアファイル。ボールペンと電卓。

社内の賃金制度を新しく見直した。それに合わせて賃金表も再設計してみた。さあ、社員を新しい号俸に格付けしてみよう。

 

ややっ、今支給している給料の額が、なんと号俸数の上限を超えてしまっているじゃないか。現在の支給額に合わせて、号俸を追加して設定すれば、原資の額がどんどん膨れ上がってしまう・・・

 

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初号俸の金額や昇給ピッチをどう設定するかなど、賃金表のシミュレーションにみなさん頭を悩ませて、ご相談にお越しになります。

 

結構な時間や労力を割く前に、そもそも賃金表をつくる必要が本当にあるのか?と考えてみることが、賃金制度を構築するうえで大切です。

 

そこで今回は、今の時代において賃金表は必要なのかどうか詳しくみていきたいと思います。

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手当を廃止する前に考えておきたいこと

青いリボンのかかったギフトボックス。ひまわりとバラの花。

会社が社員に支払う毎月の給料は、基本給にプラスして、家族手当や役職手当をはじめいろいろな手当を支給している場合が多いでしょう。

 

とはいえ、「以前は何か意味があったのだろうが、今となっては支給の意味がわからない・・・」といった、支給目的のわからない手当は、みなさんの会社にはありませんか?

 

そんなときは手当を見直す、もしくは廃止するタイミングです。

とはいえ、慌ててすぐさま手当の支給をやめるのは待ってください。

手当を廃止する前に、ぜひとも考えていただきたいことがあるのです。

 

今回は、いま支給している手当を廃止に不向きる前に検討しておきたいことについて、詳しくみていきましょう。


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賞与で社員にメッセージを届けるには

ピンクの封筒とボールペン。ピンクのバラとチューリップの花束。

6、7月は賞与の支給時期にあてている会社さんも多く、賞与に関するご相談がよくあります。頑張ってくれた社員にできる限り賞与として還元したいけれど、原資を確保するのに苦労する、との話も伺います。

 

けれど経営者がせっかく工面して支給した賞与も、社員にとってはもらって当たり前…とはよくあること。

 

せっかくの賞与ですから、社員へのメッセージをこめられるツールとしてうまく活用することを考えてみませんか?

 

今回は、賞与で社員にメッセージを届ける方法についてお伝えしたいと思います。


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年俸制と歩合制のメリット・デメリット

コーヒー豆と麻の袋。観葉植物のグリーンのつる。テイクアウトコーヒーのプラカップ。

社員の給料を考えるうえで年俸制や歩合制を導入したい、とご相談をいただくことがあります。

 

年俸制や歩合制といえば「人件費が管理しやすい」「本人の成績や会社の業績に応じた支払い」などの点にメリットがある、と思われるからでしょう。

 

もちろんメリットだけでなく、デメリットもあります。そのため、デメリットを上回るメリットがあるか自社の現場の実情にあっているか今いる社員のモチベーションはあがるのか、などを考えたうえで導入について判断する必要があります。

 

 

そこで今回は、年俸制と歩合制のメリットとデメリットについてみていきたいと思います。

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退職金を支給する目的を答えることができますか?

緑の木々に囲まれた芝生のうえに書籍が積まれている。そのうえに万年筆。鳥の羽のペン先。

就業規則や人事制度のコンサルティングをしていると、退職金についての質問もよくいただきます。

 

よくいただくのは、次のような内容です。

 

「法律で退職金を支給しなければいけないと決まっているのですか?」

「どのくらい払うと、世間並ですか?」

「退職金制度がある、と求人広告に載せないと、人材を獲得するのに不利になるでしょうか?」

 

中小企業では、「人材マネジメント」と「財務」というふたつの側面に留意しながら退職金制度について考える必要があります。

 

いちばん大切なのは、自社にとってどういった目的で退職金制度を設けるのか?という問いかけに対して明確な答えを用意することです。

今回は、このあたりについて詳しくみていきたいと思います。

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【社労士事務所Extension】

社会保険労務士 高島 あゆみ

〒545-6031 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス31階