去る7/27に、中小機構D-egg(同志社大学連携型起業家育成施設)様主催「ほしい人材が応募してくる! 採用コンセプトのつくり方 & 就業規則のポイント」セミナーに登壇しました。
セミナーでは大きく分けて2つのトピックスについてお伝えしました。
ひとつは、「採用コンセプトのつくり方」。採用マーケットで苦戦する中小企業の悩みを解決するには、あらかじめ自社の採用コンセプトを練っておくことが大切です。レクチャーにもとづいて、ワークで自社の魅力などについて棚卸ししていただきました。
もうひとつは「採用した新人をいち早く戦力化する就業規則の書き方」。採用後3か月の期間に、会社が新人に対して必ず行っておくべきことがあります。これをやっていないので新人がいつまでも独り立ちできないのです。成功パターンと残念パターンの就業規則の規定を比較しながらお伝えしました。
**
年間で求人数が増える時期をみてみると、3~4月、9~10月にピークがくるようです。
・年度の区切りで退職者が出たので、欠員補充の必要がある
・下半期からスタートする事業に向けて人材確保の必要がある
こういった事情があるようです。
また一般的にサラリーマンはボーナスをもらってから転職を考える傾向があります(まさに今ですね!)
今は有効求人倍率もバブル時と同じくらいの高い水準です。もし下半期に採用を検討しているのなら、今から準備しておくことをお勧めします。
就業規則においても「採用」は始まりの章ですから、しっかり押さえておく必要があります。
何も考えずになんとなく採用した人を、本来求める人材へ育てるにはものすごく時間と労力がかかってしまうからです。
**
本セミナーでは質疑応答タイムが十分にあったので、
・30代にアピールできるような働き方はあるのか
・試用期間も社会保険に入れないといけないのか
・採用後1か月で「あちゃー」というような人にはどう対応するといいのか
・働き方に合わせて就業規則も機動的に変えていく必要があるのか
・スタートアップ時の社会保険について
など、多岐に渡った質問にお答えすることができて、充実のひとときでした。
■この記事を書いた人■
社労士事務所Extension代表・社会保険労務士 高島あゆみ
「互いを磨きあう仲間に囲まれ、伸び伸び成長できる環境で、100%自分のチカラを発揮する」職場づくり・働き方をサポートするため、社会保険労務士になる。150社の就業規則を見る中に、伸びる会社と伸びない会社の就業規則には違いがあることを発見し、「社員が動く就業規則の作り方」を体系化。クライアント企業からは積極的に挑戦する社員が増えたと好評を得ている。
■提供中のコンサルティング
■顧問契約・単発のご相談を承っています
■役に立つ無料コンテンツ配信中
■ブログの過去記事