先日、関西文化学術研究都市推進機構さま主催の、若手研究者交流会で講演させていただきました。
講演テーマは「上司と自分のワークスタイルを理解して関係性を築く方法」です。
普段、就業規則や人事制度のコンサルティングを通じて、社員のチカラを育て、会社を伸ばす仕組みづくりのサポートをしていますが、多くのケースで上司と部下の関係性がポイントになることを痛感します。
職場の仕組みづくり、というと法律やシステム運用といった面だけにフォーカスされることが多いかもしれません。
けれど実は、これらだけを扱っていてもなかなかスムーズに問題が解決しないのもよくある話です。
世間的に部下のマネジメント方法についてはよく取り上げられますが、今回は参加者のメイン層が30代ということでしたので、自分と自分の上司、会社にとってベストな結果を目指して上司と一緒に働くプロセスについてお話しさせていただきました。
時には「こんな上司とはやっていけない」と思うこともあるかもしれません。
けれどそう思っていても、残念ながら事態は変わりません。とはいえ自分が我慢をすればいい、ということでもありません。
自分と上司のワークスタイルや良いところを尊重しながら、自分の捉え方や、視点を変えることで、よりポジティブで主体的な行動をとることができます。その方が実はラクで、きっと仕事の生産性も上がります。
実際に、今までお会いしてきた優秀なビジネスパーソンは、上司のスタイルに合った方法で十分な情報を提供できるように努めていらっしゃったな、と思います。
参加者の方にとって身近なテーマということで、後半のグループディスカッションも盛り上がり、「上司のタイプを知って今後の仕事の進め方を考えていきたい」「上司との関係で今まで思い込んでいた見方とは違った見方で関係を構築してみよう」と、前向きなご感想をいただき、とてもうれしく思いました。
けいはんな学研都市に足を運んだのは約20年ぶりです。前回はまだ大学4回生のときで、内定先が学研都市の街づくりに関与していたので、入社前研修の一環として社会見学に来ました。
当時は自分にこれからどんな仕事ができるのか不安いっぱいで、20年ほど先に「働き方」について語るときが来るとは想像だにできませんでした。
いただいたご縁をとてもありがたく思います。
■この記事を書いた人■
社労士事務所Extension代表・社会保険労務士 高島あゆみ
「互いを磨きあう仲間に囲まれ、伸び伸び成長できる環境で、100%自分のチカラを発揮する」職場づくり・働き方をサポートするため、社会保険労務士になる。150社の就業規則を見る中に、伸びる会社と伸びない会社の就業規則には違いがあることを発見し、「社員が動く就業規則の作り方」を体系化。クライアント企業からは積極的に挑戦する社員が増えたと好評を得ている。
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